2016/03/21更新
大学生のあなたが「休学」を決断する前に必ずしておくべき5つのこと

留学、語学の習得、インターン、ボランティア活動…
大学生活を送るうちに、「大学の日常から飛び出して本当にやりたいことに時間を使いたい」と思ったことはありませんか?
もしくは、大学を卒業してから社会に飛び出したいものの、大学生活に時間とお金を取られているとそれが叶わない、そんな悩みを抱えている人もきっといることでしょう。
大学に籍を置きながら、他のことに時間を費やしたい。そんなあなたの願いを叶えてくれる手段が大学の休学制度です。今回は、編集部の中にいる、
- 1年間休学した人
- 今年休学届けを出したばかりの人
- 休学しようか迷っている人
に聞いたことを参考に、休学制度を使う前に一度振り返ってもらいたい5つのポイントを紹介します。
このすべてのポイントをクリアして休学すると、きっとその休学は素晴らしいものになるはずです。
休学はもう決めていて、実際にした人の後押しがほしい!という方は、体験談もぜひ一読してみてくださいね。
どんな人に聞いたの?
- 1年間休学をして、「世界一周一人旅」、「国内でのインターンシップ」、「学生団体の活動」をしてきたH大学4年生
- 先日休学届けを出したばかりで、これから「留学」、「専攻分野の海外でのフィールドワーク」を行う予定のC大学3年生
- 現在就活中で、漠然と迷いながら、「休学」に興味を持っているA大学3年生
こんな人に読んでほしい!
- 在学中に休学したいと考えている人
- 周りに休学する人がいないため、休学中の過ごし方が不安だという人
- 休学を考えているが、決断するための理由が曖昧になってしまっている人
1. その休学が本当に自分の決断であるか考えてみる
周りの環境が要因で休学しているのか自分で決断するのか。決断の主体が自分であるかどうかで休学の意義は大きく変わります。その休学理由がいかなるものであれ、休学の責任は自分で負うという覚悟は持っておく必要があるでしょう。
- 親や周りの環境に左右されていないか
- 将来本当にやりたいことは何か
- それは本当に休学して1年かけてでもやる必要があるのか
- 他のことをしながらではできないのか
- 休学することで何ができるようになるのか
など、自分とじっくり向き合いながら、それが自分の未来に必要であり、かつ今動かなければできないのか、など検討する必要があるといえるでしょう。
2. 休学で得られるものと失うものをリストアップしてみる
《得られるもの:例》
- 語学スキル
- 海外でのボランティア経験
- 国内外のインターンシップでの職務経験
- 趣味に没頭する時間(旅、ダンスを極めたい、資格を取りたい、など)
《失うもの:例》
- 1年分の社会人生活
- 一緒に卒業する同級生
- 学費(※大学による)
- 休学中の費用 など
リストアップして、得られるものの方が大きいか小さいか、自分の中で失うものとやりたいことの優先順位など、きちんと認識しておかなければなりません。
3. 1か月あたりの達成目標を考えてみる
休学中にダラダラと「日常」を過ごすことがないよう、年単位だけにとどまらず月単位でも達成目標を決めておくことも大切です。せっかくの大学の休学制度を活用するのですから、与えられた時間は1日も無駄にしないようにしたいものです。
4. 休学中の周期を考えてみる
休学中はその生活リズムの管理が大変。自分である程度の時間単位(一週間、月間)での生活リズムをあらかじめ作っておき、自分で時間をマネジメントできるようにしておきましょう。それがあなたの休学中の「日常」になります。休学理由が旅の場合であっても、健康管理を考えると最低でも食事の時間周期ぐらいは考えたいところです。
5. 休学中の生活を想像してみる
休学届けが大学側で受領されると、その年度で復学することはできなくなる場合が多いです(これは大学によって異なるので各自照会してみてください)。
休学生活を送っている自分自身の様子を頭の中で思い浮かべてみて、それでも休学することに価値がある、休学した方が良い、と思ったそこのあなたは、充実した休学生活を送ることになるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
休学前に綿密な計画を立てれば立てるほどその休学は意味のあるものになります。
在学中の休学も選択肢の一つとして入れている方は、必ずこれらのポイントを踏まえて決断してほしいと願っています。これらの点を考慮した上でする休学は、その内容いかんにかかわらず間違いなく人生の糧になります。この記事が休学の参考になれば非常に嬉しいです。
休学するために検討するべき要素はわかった!あと一押しがほしい!という方はこちらの記事も参考にしてみてください。